【動画紹介】3月4月ご納車の方はご注意を/花粉染み除去
こんにちは、リボルト静岡店主の櫻井です。
今年もこの時期がやってきましたね。
皆さん、ティッシュは常にご用意されておりますか?
真っ黄色の花粉に覆われたご入庫車両を見る度に
花粉症のスタッフ勢ぞろいの当店では
目を真っ赤にしつつ作業にあたっております。
目のかゆみにムズムズした鼻。。。
日常生活を悩ます花粉は
車にも対しても「花粉染み」という厄介な被害をもたらします。
■花粉染み被害については過去ブログをご参考下さい
【動画紹介】1分間だけお時間下さい/花粉シミの除去風景
正直申しますと、
3月・4月にご納車されるお車のほとんどが
この花粉染み被害を受けているといっても過言ではないかと思います。
ご納車日当日のご入庫車両も例外ではなく、
コーティング前にボディ状態をみると
いたる所に花粉染み特有の被害が出ているケースは珍しくないのです。
ですから、この時期は特に注意し
作業前の事前準備として、ボディ全体の熱処理で花粉の分解除去を行っていきます。
花粉染みについての詳細は
上記の過去ブログでご案内の通りの中、
厄介な点を挙げると、
熱処理はせず、コンパウンドを使用した研磨作業でも
一応は花粉染みが取れていくという事。。。
そう、
一応は・・・。
過去の苦い経験から
私は研磨による花粉除去作業はNGであると考えています。
確かに一応は取れるんですが
そのうちの何割かは、
塗装面が冷えた翌日など、
昨日まで綺麗になくなっていた花粉染みが見事に戻ってきている!!!!
なんて事があるのです。
花粉染みの元凶であるペクチンの成分を取り除くには熱処理が必要不可欠。
研磨作業で除去を試みますと
研磨の熱が加わり、
さらに塗装面が磨かれることで
・ある程度は除去出来ているのか
・研磨熱で取れたように隠れてしまうのか
・コンパウンドでペクチンを塗装面へ押し込むようにしてしまうのか
その時は綺麗に取れたように見えてしまうんですね。
そして翌日また浮かび上がってくるという・・・。
さらに厄介なのが経験上、
一度研磨をトライしてしまった花粉染みで、戻りが発生したものに関しては
”熱処理が効きづらい”
詳しい原理まではわかりかねますが、
花粉染みに対して
熱処理 ⇒ 取りやすい
研磨処理 ⇒ 少し取れる
研磨処理 ⇒ 少し取れる ⇒ 花粉染み戻り ⇒ 熱処理 ⇒ 取りづらい
こんな感じで
最初から熱処理を行った方が、
はるかに効率的と言える程です。
そのためこの時期は
通常の作業にプラスαのひと手間が(酷い時は数時間以上)かかってしまうのですが、
花粉染みがあるから追加料金を・・・
となってしまうのは、
お互い気持ち良いものではありませんので
追加負担なくご対応させて頂いております。
他店様など業者様によっては追加料金がかかることもあると思われますので
花粉シーズンにコーティング施工をお考えの方はご確認頂くとよろしいかと思います。
それともう1点、
新車ご納車待ちのお客様で
コーティングをするから洗車はしなくていい。
下手に触らないで欲しい。と、
ディーラー様にお願いされている方も多くいらっしゃるかと思います。
ですがこの花粉時期だけは
放置されてしまいますとかなりの花粉被害を受けるケースもございますから
花粉染みがないように洗ってもらうようお伝え頂くことをオススメ致します。
それでは最後に
花粉除去作業を少しご紹介です。ご参考下さいませ。
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