レンズのヒビ割れ、クラック施工事例/インフィニティ・FX
こんにちは、リボルト静岡店主の櫻井です。
お悩みのご相談を大変多く頂戴するヘッドライト研磨作業の中で、
今回は最も苦戦する内容をご紹介したいと思います。
■施工車両 インフィニティ・FX
5年以上経過されたお車によく見られる
ヘッドライトレンズの曇り・濁り・黄ばみ・・・
パッと見て上記写真のような劣化状態であれば、
綺麗な状態へ仕上げることは十分に可能です。
ですが、
ここでひとつ注意点!
研磨作業の工程の中で、
最も厄介なダメージとなるが、
”レンズのヒビ割れ・クラック跡”
どんな症状かといいますと、
レンズ表面を覆っているハードコート層ではなく、
レンズそのものであるポリカーボネート樹脂に痛みが進行し
亀裂が起きてしまっている状態です。
下記写真を見て下さい↓
少し分かり難いですが、
この写真はレンズを粗研磨した時の状態で
矢印で示したあたりに、
クッキリとした線傷のようなものが見えますでしょうか?
粗研磨時は、
「レンズ表面を整える」というよりも、
「ダメージ部を取り除く」ことを目的に行います。
そのためグルグルとした磨き跡に覆われ
レンズは一度真っ白に曇った状態になります。
この時に磨き跡ではない、
別の線傷が浮かび上がっている場合
===============
レンズそのものに深い
ビビ割れ・クラックが起きている
===============
ということになるわけです。
一度粗研磨した段階で改善が見られない場合、
さらにもう一段階踏み込んで研磨を行う必要があります。
とは言え、
ヒビ割れの修正を追い過ぎて
極端に研磨し過ぎてしまうのはNGです!!
レンズの固さ、研磨レベルを調整しつつ
改善可能な範囲を見極めて進めていきます。
何事も、”焦らず、優しく、じっくりと”
これが本当に大変なんですね。
そして、上記写真はさらに磨きを進めた状態です。
当初あったクラックはまだ若干名残りがあるものの
このあたりまで磨き込めば
仕上がり時には、ほぼわからないレベルになるかと思います。
最終的にはこんな感じに↓
合格ラインでしょうか?
というよりもクラック除去はレンズ状態によっては
改善が厳しい場合が多く、
私のひ弱な腕前ではとても・・・
なんてこともありますので、その時はお許し下さいね。
ですが、
出来る限りの最善は尽くします!
気になった方は是非一度お問い合わせ下さいませ。
■ヒビ割れ・クラックの見極め方
ここで1つプチ情報!
ヒビ割れ・クラック跡は見極めにくい所があります。
劣化が進行したレンズは、
表面のハードコート層にも多くの傷が刻まれてしまっているため区別が付きにくいんですね。
そんな時はヘッドライトを点灯してみて下さい。
この時、光で浮かび上がる傷の中で
一際クッキリと見える傷があった場合は、
レンズそのものにクラックが起きている可能性が考えられます。
(写真では4~5本程、縦傷が浮かんでいる所がクラックの可能性有り)
施工自体も若干追加費用がかかることもありますので
ご自身で状態確認をするときは、
1つの目安としてチェックしてみるとよろしいかと思います。
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