ヘッドライトの黄ばみ、くもり対策
最近、ヘッドライトコーティングの問い合わせを多くお受けしております。
ヘッドライトが曇ったり、黄色く変色したり、表面のハードコートが剥がれたり、表面にクラックが入ったりしたとのことですが、これらすべて同じ施工方法で対応をするわけではありません。
そもそもヘッドライトがこのような状態になるのは、ヘッドライト本体が発生する熱や紫外線による劣化が原因と言われています。ここ最近はハロゲンライトからLEDライトに変わり、また光を収束することにより光源が小さいヘッドライトが出てきました。つまり原因となる熱や紫外線による劣化が受けにくい構造になってきたのかもしれません。
ヘッドライトコーティングの事例を含めて説明をさせていただきます。
【ヘッドライトがくすんで見える】
2013年式のホンダ・N-BOXの事例です。
2013年式ということでほぼ10年経過しているお車ですが、ヘッドライトの上部に位置する箇所に、くもりと黄ばみが見受けられました。ハードコートは剥がれるまでにはなっておらず、軽い研磨とコーティングにより対処しました。ヘッドライトコーティングのみのご用命の場合の料金は、¥8,800(税込・片側)となります。ボディコーティングをご用命の場合は標準施工内で対応をさせていただきます。
2014年式のマツダ・CX-5の事例です。
2008年式の日産・フェアレディZの事例です。
ハードコートに剥がれはありませんでしたが、年式が古い分、黄ばみ、くもりが強くサンドペーパーを使って磨く必要がありました。ヘッドライトコーティングのみのご用命の場合の料金は、¥16,500(税込・片側)となります。形状が複雑な場合は手作業が増えるためプラス料金をいただくことがあります。ボディコーティングをご用命の場合は標準施工内で対応をさせていただきます。
【ヘッドライトがくすみハードコートが剥がれている】
2014年のトヨタ・ランドクルーザープラドの事例です。
このデザインのプラドはヘッドライトの上部はフラットになっており、ハードコートが剥がれているものが少なくありません。ハードコートは通常ですとかなり強い(実は剥がすことが難しい)ので劣化していない箇所を剥がすのはもったいない場合があります。そのような場合は劣化している箇所のみを剥がし、そうでない箇所はそのままにしできる限り境界が分からないように研磨加工します。
ヘッドライトの形状にもよりますが、こちらの事例ですと料金は¥11,000(税込・片側)となります。ボディコーティングをご用命の場合は標準施工内で対応をさせていただきます。
※ガラスコーティングで保護をしますが、劣化が進みハードコートが剥がれる場合があります。
【ハードコートにクラックが入っている】
2017年式のポルシェ・911カレラの事例です。
変色や曇りについては、年式の古い車については全般的に起こるようです。それがひどくなると表面のハードコートが剥がれてくるようです。また、ハードコートのクラックについては、明確な根拠があるわけではないのですが、2018年前後の欧州車(フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェなど)に多く発生するように見受けられます。
ここまで深い場合は、ハードコートをすべて剥がし、その後ハードコート+コーティングの再施工を行う必要があります。ヘッドライトの形状にもよりますが、こちらの事例ですと料金は¥33,000(税込・片側)となり4日程度いただきます。ボディコーティングをご用命の場合は上記金額をお値引きして施工させていただきます。
ヘッドライトの汚れやくすみは、車の見た目にも関わりますが、それが原因で暗くなってしまうと車検に通らないという問題も生じます。
ヘッドライトの“黄ばみや汚れ” で車検が通らないってホント?
また、新品に交換をしようと思うと、想定以上に高額になってしまいます。経年していると完治というわけにはいきませんが、コーティングによって改善をすることは可能です。