ガラスコーティングの「肝」
リボルト郡山の渡辺淳一です。
ディーラー様より搬入頂いた、BMW 420iクーペの「リボルト・プロ」が仕上がりました。
こちらのG22は発表当時から、ひときわ大型でインパクトの強いキドニーグリルが話題を呼びましたが、それを広く認知させ受け入れさせてしまうところがBMWのデザインの凄いところだと思います。最初はギョッとしましたが、最近では車のキャラクターにとって欠かせないアイコンになっているように思います。1930年代の328、60年代の1600など、往年のモデルのキドニーグリルをオマージュしたようです。伝統をもとに、思い切ってデザインを変化させるのはBMWのお家芸ですね。
さて、お車ですが、小傷は少なめだったものの、保護シートが貼られていなかった側面を中心に、細かな汚れの蓄積、固着が見られ、水シミも多めに付いていました。輸入車は数カ月に及ぶ輸送や保管期間の長さもあり、国産車に比べてダメージを負っているケースが多いものです。まずは全体的にくすんでいた塗装面を、コーティング被膜の形成前に下地処理で改善させなければなりません。
どれほど優れたコーティングでも、被膜を形成させるだけでは、小傷や水シミなど美観を妨げるダメージを解消させることはできず、美しさも半減してしまいます。そういった意味で、コーティングは被膜を形成させる以上に、その前の段階で塗装面をしっかり整える下地処理の工程が重要になります。そしてこの技術が、専門ショップの一番の腕の見せどころでもあります。
アルピンホワイトの特性と新車の塗膜の厚みを考慮しながら、優しく入念に下地処理を施しています。各ダメージを解消させ、なおかつ新車特有の曇りを取り除き、艶と輝きを存分に引き出して「リボルト・プロ」を形成いたしました。
この度はご用命頂きまして、誠にありがとうございました。
車のコーティング専門店 リボルト郡山
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