「白さが変わる」BMW M3

リボルト郡山の渡辺淳一です。

BMW M3のご入庫です。

BMW M3 アルピンホワイトフロントバンパー右

オーナー様は、極力状態の良いM3をお探しになっていたそうで、意にかなった車両のご購入後、出来る限り綺麗にして乗りたいとのご希望により、お任せくださいました。日々身体を鍛えられてマラソンの大会にも出場されているそうで、ご入庫後にお帰りの際には、市内ですが相当な距離があるにも関わらず代車を利用せずに、軽くウォーミングアップをされてからリュックを背負われ、颯爽と走ってご自宅に戻られました。ペースが非常に早く、すぐにお姿が見えなくなりました。さすが普段からトレーニングされている方は違いますね。

お車は2010年式で、走行距離は35,000km程度。深いスクラッチ傷や進行した酸性クレーターなどは少なく、コンディションは決して悪くはありませんでしたが、経年に伴う塗装面のクスミや鉄粉等の微細な付着物、小傷や水シミなどはそれなりに見られましたので、これら表面のダメージの膜を取り除くようなイメージで下地処理を行いました。

欧州車のソリッドカラーは、大抵クリア層がのせてありますので、少し前の国産車の年数が経過した
一部のソリッドの白や赤、黄色などに見られたチョーキング (塗装面が劣化して艶引けし、チョークの粉のように表面がパサつく、洗車するとその塗装の色の水が流れる等の現象が見られます) はまず見られず、そのうえドイツ車は硬く緻密でしっかりした塗装のため、それなりに年数が経過していても
適切に手を加えることで、美しさが復活する見込みが大いにあります。

塗装への負荷を抑えつつ、複数の工程を踏んで丁寧に磨き上げた後は、紫外線軽減機能 (UVA、UVBとも) を備える、低分子・完全硬化型2層ガラスコーティングの「リボルト・プロ」を形成させ、高耐久の保護性能を付加しています。

BMW M3 アルピンホワイトボンネット右