光の乱反射って?
ワックスは施工直後には一見素晴らしい艶を見せます。
それは、ワックス=油脂成分だからです。分厚い油脂がクリア層の表面に乗り、その艶を実現しているのです。
しかし、油脂である以上どれだけ研究を重ねて性能を上げても、施工直後から酸化が始まるのは仕方がないのです。
ワックスは硬化するわけではありませんので、塗り直す度にその前に一旦必ず取り除く必要があります。そして実はワックスは塗る際にも取り除く際にもボディーを擦る必要があり、その度に塗装のクリアー層の傷を増やしていっているのです。
ワックスを洗い落とした際にボディが傷だらけになっているのはそのせいです。その後にワックスを塗って傷が隠れたのを見てほっとするのを繰り返すのです。
そして、何度も塗り直すうちに艶の中にギラツキや、映り込みのボケが増えてくるのは、太陽光がその傷ついた塗装面で乱反射してしまうからなのです。
これはワックスだけに限った話ではなく、施工の度に除去が必要なつや出し用などのコーティング剤全般にも当てはまることなのです。
ダメージに覆われてしまい塗装面の光沢が失われた状態です。
照明の明かりがほけ、光が屈折しているのがお分かり頂けると思います。
塗装表面に付着してしまった洗車傷・小傷・シミなどにより表面が荒れ、塗装本来の発色が隠れてしまっていたわけです。
拡大してみましょう。
今回のようにブラックカラーは特に注意が必要な下地処理ですから、当店のように整った環境でなければ満足の行く出来栄えに到達するのは難しいかと思います。
コーティング施工をご検討されている方はどんなコーティング剤を使うのか、どの位の費用がかかるのかが気になる所かと思いますが、まずはボディ塗装をしっかりと整える下地処理ができるのかどうかを見て頂きたいと思います。
照明の映り込みがクリアになりました。
リボルト高知では 室内作業・室内保管
無駄な光を遮断した コーティング専門の環境
そして傷を見極める 大型高輝度LEDを含む全照明LED化
といった最高のコーティング環境を実現しております。