ワイパービビリに有効な対策とは?
こんばんは、リボルト千葉の近藤です。
今回は欧州車のオーナー様とよく話題になる「ワイパーのビビリ」についてお話したいと思います。
そもそもワイパーのビビリとは、フロントガラスのワイパーを動かすと「ダダダダッ」という引っ掛かっているような異音がするアレのことです。
これは様々な原因で発生し、それぞれ対策があります。
■原因1 油膜の付着
フロントガラスに汚れなどが蓄積すると油分が膜となって付着します。
そうすると、ワイパーのゴム部分の滑りが悪くなり、ビビリが発生することがあります。
こういった場合は、市販の油膜取り(ガラスコンパウンドなど)を使用して油膜を除去すると解消することがあります。
あまりにも固着したものですと、市販品での対処では一苦労する場合がありますので、その際は当店のような窓ガラスの磨きを行える専門店にご依頼ください。
■原因2 ワイパーゴムの劣化
ワイパーのゴムは摩擦や紫外線、熱などで劣化していく消耗品です。
ゴム部分が劣化すると固くなり滑りが悪くなり、ビビリが発生することがあります。
こういった場合は、ワイパーゴムを交換する必要があります。
■原因3 ワイパーを押さえ付ける力が強い
ワイパーは走行中に浮かないように、そして稼働中に安定して動作するようにバネなどでガラス面へ押さえ付けられています。
この押さえ付ける力が強いと、ガラス面にちょっとした凹凸があるだけでビビリが発生します。
撥水コートをするだけでもビビリが発生することも…
特に欧州車はアウトバーンでの高速走行でワイパーが浮かないように押さえ付ける力が強く、ビビリが発生しやすい傾向にあります。
こういった場合は、ワイパーのバネ部分を調整したり、ゴム部分に市販のビビリ防止剤(潤滑剤)を塗ることで解消することがあります。
主に上記に挙げるものが原因となりますが、実はこのすべての原因に対して効果を発揮する対策があります。
それは、”シリコンやグラファイト製のワイパーゴムへの交換”です。
ご存知の方も多いかと思いますが、最近ではワイパーゴムにシリコンやグラファイトなど滑りを良くする素材が練りこまれているものがあり、PIAAさんやBELLOFさんなど有名なメーカーさんがブレードごと販売しております。
もしお悩みの方がいらっしゃいましたら一度お試しください。
※状態によってはこのようなワイパーゴムでもビビリが解消しないことがあります。